アルプスの最高峰・モンブランを一周するツール・ド・モンブランのトレイルを歩き始めて1週間が過ぎた。フランス側を出発してから最初の数日は雨が降り続き、4日目の峠では 、真夏の雪に降られてしまった。フランス-イタリアの国境を越え、イタリア側に入って、やっと太陽が顔を出し、撮影が出来るようになった。朝日を浴びて紅色に輝くモンブランとグランド・ジョラスの撮影に成功、次はスイスの国境に向けて出発。
フェレの谷を染める朝日を撮影してから、イタリア-スイス国境のグランド・コル・フェレ(Grand Col Ferret)の峠に向けて、ひたすら登る。撮影機材の入ったパックの重みが肩と腰にかかる…。高度が増すにしたがって、山の上部に少しだけ残る氷河が間近に迫ってきた。
国境を越え、ついにスイスへ入る。スイス・バル・フェレの谷はまたしても、放牧地。谷から丘までが、緑に覆われていた。
フェレの集落、氷河を抱く山を見上げる小さな教会。
フーリー村(La Fouly)に到着。いかにもスイスらしい山小屋風の建物に花、雰囲気が素敵だ。
翌日も見事な快晴、朝日に染まる氷河(I'A Neuve Glacier)を撮影後、フェレの谷を歩く…。
草原に咲く大きな野草。
プラズ・デ・フォートの集落を通過。古い民家と路地…。
夕日に染まるグランド・コンバル山を映し出すシャンペ湖。
(次回に続く…)