7月のアラスカ、マクニール・リバー野生動物保護区は夏真っ盛り。生まれ故郷のマクニール川を遡上するサケ、そして川いっぱいのサケを求めて集まる野生のグリズリーで大混雑。ディズニー映画の「ブラザー・ベア」の世界そのままだ。滝の周辺では、サケを獲るクマ達や、獲ったサケを食べるクマ達、そして時には場所争いでいがみ合うクマたちでごった返す。
そんな混雑の中で、堂々と昼寝をするクマもいるから驚きだ!どこからかやってきたこの体格のいいクマは、急流を渡り、川の真ん中にある岩によじ登ると、ゆっくりと寝ころんだ。サケを捕りに来たと思いきや、ものの数分で寝息をたててしまった。
川の水にぬれることなんて気にも留めず、熟睡。寝返りを打ちながらも数時間眠り続けた…。
他のクマたちがすぐ間近で獲物を捕っていても、まったく起きる気配もない…。
すぐ後ろで食事をするクマ達を気に留めることもなく、お昼寝続行中。
数時間後、ごろんとあおむけになって、伸びをしながらやっと起き上がった。
夏の太陽のもと、こんな騒々しいところで昼寝中のクマは他にもいた…。
このハンサムなクマはお気に入りの場所でサケを獲って食べ、そのまま水の中で眠りについてしまった。
体格のいいボス級のクマでも、眠る姿はなんともかわいい。
この大きなクマはこの日の食事に満足したのか、川を上がり、私たちの座っている丘に向けて登ってきた。私たち人間がまとまって座る見学エリアのすぐ後ろに寝ころび、そのまま気持ちよさそうに眠りについてしまった!ほんの数メートル先に、大型車ほどもあるクマが昼寝しているのだ。レンジャーによると、このクマは心配いらないそうだという。経験豊富なレンジャーたちは、個別のクマたちの性格などをよく認識している。それでも、この至近距離でクマが昼寝中というのは緊張ものだ。
次回もマクニール・リバー野生動物保護区にて撮影したクマたちの写真を掲載予定。2~3週間後ぐらいにまた訪れてください。