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2011年9月8日木曜日

アラスカ内陸の秋

8月も3週目を過ぎると、アラスカ内陸部には早くも秋の気配が漂いはじめる。白樺の葉が少しづつ色づきはじめたかと思うと、1週間もたたないうちに山全体が黄色に染まってしまう。アラスカの季節の変化はあっという間だ。わずか3ヶ月ほど前に、若葉が育ち始め、新緑が急速に山を駆け上っていったと思ったら、今はもう、すでに夏の終わりだ。
9月初旬の現在、フェアバンクス郊外はすでにすっかり秋になっている。この辺りの山一帯が黄金色に輝き、足元の小さな植物は鮮やかな朱色に染まっている。びっしりと実ったベリー類もすでに熟している。この時期は天気が安定しているし、ひんやりとした空気が実に心地いい。アラスカの自然が最も美しく輝く季節だ。
白夜の季節が終わり、夜の暗闇が戻ってきた。少しづつ日が短くなってきて、夜の9時ごろには夕闇が訪れる…。夜の訪れを待っていたかのように、オーロラが再び空を舞い始めた。野生に生きる動物たちは間もなくやってくる長い冬に向けて準備中だ。夏の終わりはどことなく寂しさが漂うけれど、これから訪れるオーロラの季節が楽しみだ。

2010年9月1日水曜日

シーカヤックにてグレーシャー・ベイへ②リグス氷河&マックブライド氷河

リグス氷河(Riggs Glacier) の下で迎えた朝は、幻のように白い霧に包まれていた。眼前の海峡ですら見えないほどのあつい霧だ。
少しづつ薄れてく霧の上から、日が差しはじめて、氷河をおおっていた白いベールが少しづつ開き始めていった…。霧の中から垣間見える白い氷河の姿はこの上なく神秘的だった。

氷河から溶け出し、長い年月をかけて堆積した泥が美しいパターンを作り出していた。自然の生み出した見事なデザインにはいつものことだが感銘をうける…。

霧が次第に薄れ、見事な青空が広がり始めた。

リグス氷河から南下し、マックブライド氷河(McBride Glacier) へ…。マックブライド氷河はグレーシャー・ベイ内の他の氷河同様後退しているものの、現在でも活発に氷山を生み出している。後退した氷河の入江には家や車を上回る大きさの氷山が隙間なく浮かんでいた。無数の白い氷の塊が岸に打ち上げられ、地球上のものとは思えない不思議な世界を作り出していた。