9月の良く晴れた日、アラスカ東部にあるアメリカ最大の国立公園、ランゲル・セントエライアス国立公園に撮影に出かけた。アラスカ東部の原野を覆うシラカバ(Birch)が、青空の下、明るい黄金色に輝いていた。
大地を覆うツンドラや低木が明るいオレンジ色から紅色に染まる。短い夏の間に、グングンと成長し、花を咲かせ、実をみのらせた草木が、最後のフィナーレとばかりに華麗な姿を披露する。北の大地特有の短いが美しい瞬間だ。
黄葉のシラカバとマウント・サンフォード。
見事な紅葉に囲まれたキャビン。
ランゲル・セントエライアス国立公園の一角、ナベスナにて1930年代に金が発見された。当時の廃鉱(Rambler Mine) が残っているけれど、どことなく不気味な雰囲気が漂う…。














1938年に鉱山が閉鎖された後、ケニコットはゴーストタウンとして忘れられていたのだが、観光の名所として、近年再び注目を集めている。1980年、ケニコットを含むこの広大な一帯が、ランゲル・セントエライアス国立公園として指定され、ケニコット・ミル・タウンは国立歴史的建築物(National Historic Landmark)に登録された。精錬所をはじめとする当時の建物は、国立公園局によって修復保存が続けられている。
こちらに来て4ヶ月間、自然風景に加え、ケニコット・ミル・タウンの撮影をしてきた。様々な天候、時間帯に撮影してきたが、やはり夕日の下で赤く輝く時が、一番のお気に入りだ。


深い空色は自然の作り出した色で最も美しく、淵に立っていると、吸い込まれていきそうな錯覚を感じます。



