2010年4月15日木曜日
早春のグランド・ティトン
2010年3月26日金曜日
ティートン山脈と開拓時代の納屋
ティートン山脈の山並みをバックにしたこの納屋はCMやポスターなどですっかり有名であり、写真家にはお馴染みのスポットだ。例に漏れず、この風景を撮影するのは数多くの目標の一つだった。特に雪景色の中、朝日を浴びてピンク色に輝く峰を撮影する機会を待っていた・・・。ここワイオミング州グランド・ティートンは雪が多く、この納屋のあるAntelope Flat Roadは通常2-3mにも及ぶ雪に埋もれ、当然ながら道路は閉鎖される。例年の40%以下という雪の少ないこの冬、3月になるとすでに雪が解け始め、中旬にはすでに道路はオープン!それでもまだ雪景色なのだ。
2010年3月11日木曜日
ビッグホーン・シープ
ワイオミング州ジャクソン・ホールから東に約90Km、Dubois郊外のウイスキー・マウンテンはビッグホーンシープの生息地として知られている。1,450頭を超える羊がこの一帯に住んでいるのだ。
3月初旬の晴れた日に、友人の共にビッグホーン・シープの撮影に出かけた。車で1時間、峠を越え、Duboisへ向かった。滞在中のTogwotee Passやジャクソン・ホールの雪景色とは違い、Dubois周辺はすでに春の気配が漂っていた。雪はほとんどなく、砂漠の茶褐色の土がむき出しだった。川の氷も溶け出していた。 実は少し前にもウイスキー・マウンテンに撮影に来たのだが、わずか2頭の羊がはるか遠くの岩山の峰を駆け上がっているのをかろうじて見ただけで、とても良い写真が取れる距離ではなかった。(その代わり、多数のシカを見ることが出来たけど…)今回は、絶対ビッグホーン・シープを撮影するぞと気合を入れてきた。ワイオミング滞在も残るところ後3週間に迫っている…。
Duboisの小さな町を通り抜け、ウイスキー・マウンテンへ向けてのダート・ロードを小さな渓谷に沿って進んだ。この辺りには、昨夜降ったとも思われる雪が、うっすらと積もっていた。道の両側に迫る茶褐色の岩山に目を凝らし、羊の姿を捜し求めた。羊はおろか、シカ一頭も見かけない…。すでに春の気配、気温が上がると野生動物は標高の高い山に移動してしまう…。すでに時期を逃してしまったのだろうか、動物を全く見かけないまま、ダート・ロードの終点に着いてしまった。
車を止め、2時間ほどトレイルを歩き、戻ってきた。さらに気温は上がり、明るい日差しが砂漠の一帯を照らしていた。
帰路は、ビッグホーン・シープを探すのもあきらめ、他の撮影場所を考え始めていた。突然、動物の群れがひとかたまりになって休んでいるのが目に入った。ビッグホーン・シープだ!



2010年2月18日木曜日
アングル・マウンテンからの夕日
ここワイオミングに来て早くも2ヶ月、スノーシュー・ハイキングにはまっている。雪の深いTogwotee Pass周辺を探索し、撮影を行うのには、スノーシューが一番!深い雪の表面を沈むことなく歩いてけるのだ。
先日、Angle Mountain〔アングル・マウンテン〕をスキーヤーの友人達と共に登頂した。Angle Mountainは標高約3,100m、トレイル・ヘッドから500m、急角度にそびえている。この冬、頻繁にスーノーシューをはいて歩き回っているけれど、この急な角度を登るのは初めて。友人達は、スキーを履いたまま50度以上もある急勾配を登っていくのだった。
この日は一日中雪・・・。時折、雲の合間から日が差し、青空が顔を出すものの、すぐに厚い雲が空を覆い隠してしまった。深い雪の中、急な斜面をジグザグに登り、木々の間を抜け、何とか尾根にたどり着いた。尾根に立つ雪に覆われた木々の美しさに感動・・・。
最近、アウトドア・スポーツの撮影も行っているので、2人の友人は格好のモデルになった。急な斜面から飛び降り、パウダースノーを撒き散らし、一気に駆け下りていく姿はなかなかのものだ。
瞬く間に下界に消えていった彼らの後を追って、スノーシューで必死に下った。雪はまだ降り続いている・・・。夕暮れの時が近づいているのか、辺りはいっそう暗さを増してきた。雲の合間から、わずかな光が顔を出し始めた。ちょうど西の地平線に、雲の窓が開き、沈みゆく夕日が最後の明かりを照らし出した。濃厚なオレンジ色の光が、重い雲の間からまばゆく輝き、下界にとどまる霧を黄金色に染め出した。西の空一帯が輝きを増し、地面に積もる雪や道路までが空の輝きを映し出していた。自然が見せくれた奇跡のような美しさに感動し、その瞬間に居合わせた喜びをいっぱいに感じながら、山を降りた。
2010年1月24日日曜日
グランド・ティートンの朝焼け
グランド・ティートンでの朝焼けは何度見ても感動的です。特に空が澄んでいると、〔薄い雲が浮かんでいればさらに良い〕まずはピンク色の光が頂上を照らし出し、徐々に光が山全体を覆っていきます。日が高まるにしたがってピンク色が薄れ、明るい光がティートンを照らし出します。現在私の住んでいる、Togwotee Passからティートンを見下ろせます。ある寒い朝、気温は-25℃、カメラをセットして朝日が昇るのを待っていました。真冬の装備で出かけたものの、手が凍え、足の指も痛み出し、さらに頬の感覚がなくなりだした頃、やっと朝日が顔を出し、ティートンの峰をピンク色に染めました。
日が昇り始めると、目の前のアスペン〔白樺〕を黄金色に照らし出しました。遠くに見えるティートンはすでに光につつまれています。雪の結晶が、光を浴びてきらきらと輝き始めました。2009年12月31日木曜日
2009年12月8日火曜日
ランゲル・セントエライアス国立公園の野生動物
アラスカ州、ランゲル・セントエライアス国立公園での4ヶ月間の滞在中、数多くの野生動物を見る機会に恵まれた。ただ、この国立公園の動物たちは、見られることに慣れているデナリの動物たちと違って、かなり臆病だから、めったに人前に姿を現さない…。アメリカクロクマ(Black Bear)も何度も見かけたのだが、撮影には成功しなかった。
今年は野ウサギ(Snowshoe Hare)の当たり年だったようで、道を歩けばウサギに出会う…。わずか5マイルのマッカーシー道をバンに揺られていると、20分足らずの間に、10羽以上のウサギが道を横切るという状態だった。
ヤマアラシ(Porcupine)もよく見かけた。あまり人間を恐れないため、間近での撮影が出来たが、あまり近づきすぎると全身の毛を針のように逆立てるから要注意。
アラスカの州鳥、日本の高山にも生息するライチョウは、冬の真っ白な羽毛から、夏には目立たないカモフラージュへと変わっていく。ただ、春の時期のライチョウは半分が白、半分が茶褐色という面白い外見をしている。
その他、グリズリーやドールシープも生息しているのだが、ドールシープは険しい高山にしか住まず、滞在先のケニコット周辺では10年以上もグリズリーの姿は見かけられていないという。
さて、ランゲル・セントエライアス国立公園についてのブログは今回でおしまいとさせていただきます。12月7日より4ヶ月ほど、ワイオミング州ジャクソンの北東、テートンの麓に滞在し、撮影を行います。次回からは、ワイオミングの自然について書きたいと思います。













