2013年3月17日日曜日

アンカレッジ上空にオーロラ出現

 
昨年から今年にかけてはオーロラの当り年!オーロラの原因となる太陽風の噴出には12年周期の波があるのだが、ちょうどこの1、2年はピークにあたる年と言われている。オーロラは緯度の高い北極圏の周辺に出やすい。北極圏から約500キロ南のフェアバンクスに住んでいた時は天気にもよるけれど、週に数回オーロラを見ることができた。フェアバンクスから500キロ南のアンカレッジともなるとオーロラの出現はさらに減ってしまう。それでも年に数回太陽風の活動と地球の磁気風が活発になった時、アンカレッジをはじめアラスカ南部からカナダ、本土のコロラド州でもオーロラを見られることがある。
 
そんな現象の重なったある夜、アンカレッジ上空に明るい緑のオーロラが現れた。しかも、オーロラ出現の時間帯には早い午後8時ごろ、私の住む住宅街の上空ををうねるように舞っていた。街の明かりの中からでもはっきりと見えるくらいだから、よほど強いオーロラなのだろう。
 
また別の日、アンカレッジの南側に位置するクック入江上空にもきらめくようなオーロラが出現した。
長い冬の季節にも終わりが近づき、間もなくアラスカに春がやってくる。日照時間が日に日に伸び(一日5分づつ長くなっている)、夜の闇も白夜に追いやられていく。オーロラの季節に終わりが訪れようとしている…。