2013年5月26日日曜日

アラスカ、チュガッチ山脈


長い冬がようやく終わって、アンカレッジ周辺にもやっと春がやってきた。日照時間が日に日に延びて、5月中旬の今はすでに白夜の始まり、夜の11時過ぎまで明るい。太平洋岸沿いのアンカレッジ周辺はほとんど雪が消え、少しづつ新芽が出始めているものの、周辺の原野では今まさに雪解けの真っ最中。まもなくアウトドアを楽しめる季節がやっくる。

カナダ国境からアラスカ西部の海岸地帯に320kmほど広がるチュガッチ山脈は、アンカレッジの丘陵地から20分ほどでアクセスできる。険しい山岳地帯から湖、氷河、サケの上ってくる大河、数多くの野生動物が生息する変化にとんだ原野は、自然愛好家には大人気、もちろん自然写真家にとっても限りない可能性を与えてくれる場所だ。

雪解けが始まった自然の中で、ふっと見かけた芸術作品。まるでガラス細工のような見事な模様の刻まれた氷の下を、雪解け水が流れる…。

凍った滝に降りかかった粉雪。

チュガッチ州立公園の中でも絶景のエクルートナ湖。5月半ばになってやっと少しづつ解け始めた。

チュガッチ山脈とクック湾をバラ色に染める夕日。(1月に撮影)

犬ぞりチームがチュガッチ山脈の原野を走り抜ける…。

アンカレッジ背後にそびえるチュガッチ山脈。

間もなくやってくる短い春とほんの数ヶ月の夏。新緑に輝くチュガチの自然を撮影するのが楽しみだ。